大津市 栗原地区の祭事


             栗原集落は 比良山系の南端の小高い丘陵地にあり 棚田の美しいところでもある

             びわ湖に近い集落は「和邇」「小野」「北浜」「中浜」「南浜」などがある

        水分(みくまり:地元ではミズワケさんと愛称で呼ばれる)とは 字のごとく水を配分する
        ことであり 比良山系の一つ「権現山」からの水利権・山への入会権などが複雑に絡み合い 
        上流域にある栗原が神社を配し 神を祀って崇敬したのではと地形をみて想像する

             水分神社にも信楽地区で見られたように「宮座」と呼ばれる組織があり これは住民が平等に
        氏子として座に属する

        座には十人衆と呼ばれる長老10名がおり 全ての祭事に立ち会う

             十人衆になるための手順は「氏子入り」「青年会」「賛助会」「小頭」「宮世話役」「氏子総代」
        「檀家総代」「氏子神主」を順に努めて初めて資格が与えられる

        しかし 十人衆は生涯十人衆であるため 欠員が出て初めて補充される(古老の話)

             何度か水分神社の祭事を拝見させていただいたが 祭事参列される十人衆の威厳を感じた

 項    目
 祭   事  水分神社御田植祭り(6/10)    
 ひおおぎ祭り (7/6)  権現祭 峰神社 (7/20)  
    栗原のお精霊送り・六斎念仏 (8/16)    
    栗原:八朔 (9/1)    
 へいと祭 (9/28)  豊穣祭 (栗原) (9/18)  御日待ち (栗原) (9/18)
       
 新穀祭  栗原 (10/17    
     
 十人衆と開けずの箱