甲賀市 水口町牛飼地区の祭事



           「牛飼:うしかい」とは地名としては珍しいがその起源はよく判らないとのこと
           牛飼地区は 近江修験道の山として栄えた飯道山(はんどうざん)の山裾(東南)に位置する所である
           この地では「麦酒祭:むぎざけまつり」が行われている この当りは結構「溜池」が多く残されているのを見ると
           山裾でありながら水利は非常に悪かったのではと素人ながら推測される
           従って 米作りには不向きである程度乾燥に強い麦の栽培が盛んで麦酒も作られて来たのではないか

           村には平安時代の創建と言われる総社神社があり 村人が自主的に神社をお守りする「宮守」制度があり 
           牛飼在住の還暦の男子が選出され 一年間は神社の日常的な祭祀を行う(主だった祭事は年間27件あり 
           決められた日の行事は天候に関係なく行い 村人の安全祈願・五穀豊穣を祈る)
           日常生活では肉食の禁止など厳格なる忌みが課せられる

           任期を終えると宮守経験者で構成される「司会」への仲間入りを果たすこととなる

 項   目
 祭  事  オコナイ 牛飼  (1/17)  子栄祭 (1/17)  総社神社 宮守交代 (1/17)
 大縄打ち 総社神社 (1/7)    
 花バイ 牛飼 (7/4)  牛飼 麦酒祭 (7/17.18)  
 司会 総社神社 (11/19)