三上山(別名:近江富士)
三上山は標高432メートルで、なだらかな稜線を描き、遠方から見るその姿が富士山
に似ていることから近江富士とも呼ばれる
三上山の西麓に鎮座する御上神社(旧官幣中社)がある
(御上の社名は、御神であり、三上山の上に座す神という意味だそうです)
また、三上山は、俵藤太伝説があり、唾をつけた弓矢で三上山に巣くうムカデ退治
する物語がある
三上山登山口には、農民のために命を懸けて天保一揆を成功させた平兵衛らの偉業
を称えて 「天保義民碑」が建てられている
これは 飢饉にあえぐ天保13年(1842年)10月15日、年貢を増やすため検地役人
が、5尺8寸(175cm)しかない間竿を、6尺1分(181cm)の間竿として使用して、
不正な検地をしようしたこのことに、三上村庄屋土川平兵衛らが先頭にたって農民と
ともに一揆を起こし、「検地中止書」を書かせることに成功した
しかし、一揆の首謀者として平兵衛ら11名が捕らえられ、拷問のなかでの厳しい取調
べが続いて亡くなったと云われる事件である
春の三上山
夏の三上山
秋の三上山
冬の三上山