霜月の風物詩


        11月に入り 冷たい風が吹き出すころ 近江の各地で「柿やカブ干し」が始まる
        伝統の味を受け継ぐ作業を求めて動き回るのも楽しいものだ


  干し柿:あまんぼう

         米原 日光寺地区は伊吹山からの吹き下ろす寒風で江戸時代から干し柿つくりが盛んであったが 1950年以降
         後継者不足で一旦途絶えた
         1996年頃から有志により生産が復活 「柿屋」と呼ばれる小屋に約6000個の柿が11月末ころまで吊るされ 
         道の駅などで販売される 



柿 屋



吊るされた柿


 干し柿:コロ柿

        京都府 宇治田原地区は宇治茶の産地である
        お茶畑に渋柿が植えられ これを剥いて「柿屋」に干し 正月用品として主に京都に出荷される



茶畑にたわわに実った渋柿



ゴルフボールを少し大きくした位の柿を剥く
一日で約5000個を一ヶ月くらい作業する



この地区で一番大きい「柿屋」



個人の消費用にコロ柿つくり



乾燥させた柿をムシロに広げ 更に乾燥を進める


 かぶら干し:愛東地区

        農家の人が総出で 水洗いから竿に干す



水洗いから竿に干す



干し始めでカブの赤味がきれい



 かぶら干し:彦根 松原湖岸地区

        松原湖岸は夏に「鳥人間コンテスト」が行われる場所である
        かぶら干しを見ると いよいよ冬到来を実感する



甲良方面の農家から車で湖岸まで運び 竿掛け作業



ずらりと並んだカブ



かぶらが干された「はさ木」の列



 かぶら干し:高島 安曇川 湖西線 ガード下

        「万木カブ」と呼ばれるもので 地元の活性化に女性たちが頑張っている
        「ぬか漬け」「甘酢漬け」にされ 京阪神に出荷される
        



ガード下に吊るされたカブ



少し日がたち 水分が飛んできている



 大根干し:今津の農家

       柵きりにされた大根を藁で組み軒先につる 



ワラで大根を組む



軒先に吊るす


 大根干し:米原 磯地区

           湖岸に棚を組み 葉付き大根を干す



寒風に当りよく干される