17、伊賀街道

     伊賀街道は古くは「伊賀越奈良道」と言われ、津から長野峠を越えて、上野、奈良へと続く
     街道である
     東海道や中仙道のような主要街道ではなく、京、大和、山城方面と伊勢神宮を結ぶ参宮
     道としての性格を備えた地方路のひとつと位置づけられています
     
     湖国から伊勢神宮を結ぶ参宮道の脇道として 江戸時代に整備された水口宿・水口城
     と伊賀の上野城とを結ぶ
     かつて 伊勢神宮参拝者に混じって 伊賀者・甲賀者が、この間道を往来したのであろう

      野尻(甲南:杣街道より分岐)ー上野川ー野川ー阿山ー上野


1、野川南常夜燈


銘    大神宮
      
基壇   村中安全

所在地 甲賀市甲南町野川南


建立   明治四十年(1907)


願主



 本来の伊賀街道(竜法師を通る)
 道から外れているが阿山には近く
 常夜燈も多い

2、上野川常夜燈


銘    大神宮
      
基壇   村中安全
所在地 甲賀市甲南町上野川


建立   明治十三年(1880)


願主





3、上馬杉常夜燈


銘    両宮 太神宮
      
基壇   村中安全

所在地 甲賀市甲南上馬杉
      (油日神社前)


建立   慶應○○年


願主




4、伊賀丸柱常夜燈


銘    不詳


所在地 甲賀市丸柱


建立   


願主



 丸柱は伊賀焼きの産地
 阿山から信楽へ通じる古道沿い
 に立つ


5、竜法師常夜燈


銘    常夜燈
      正月吉神日

所在地 甲賀市竜法師


建立   享保五年(1720)


願主
   不詳
 
 天満宮と天台宗嶺南寺参道の脇に
 立つ    
    


6、竜法師常夜燈(B)


銘    風化激しく不詳


所在地 甲賀市竜法師
      (忍者屋敷前)

建立   不詳


願主
   不詳

 竜法師の忍者屋敷前の野上さんの
 境内に立つ