4、八風街道(はっぷうかいどう)
中仙道武佐宿から八日市・永源寺・八風峠(鈴鹿)を経て伊勢へ至る 近江商人や伊勢の
商人たちの重要な通商路であった(石樽峠は現在トンネル工事が行われている)
武佐(近江八幡:八風街道と分岐)−末広ー小脇(八日市)−八日市ー妙法寺ー立石ー御園ー如来ー
山上(永源寺)−高野ー九居瀬ー蓼畑ー杠葉尾(ゆずりお)ー八風峠ー菰野(三重県)
内野常夜燈
銘 太神宮常夜燈 村中安全 所在地 安土町内野 建立 安政三年(1856) 願主 世話方大々講 |
小脇町常夜燈
銘 常夜燈 所在地 東近江市小脇町 老人憩の家敷地内 建立 安政二年(1855) 願主 |
小脇町四辻常夜燈
銘 御神燈 所在地 東近江市小脇町四辻 建立 願主 小脇町交差点にある 太郎坊への道は左へ |
清水神社常夜燈
銘 大峯山 村中安全 所在地 東近江市清水1丁目 清水神社前 建立 明治二十六年(1893) 願主 有志 石工 木村豊吉ほか 行者講によって立てられた |
清水町常夜燈
銘 常夜燈 所在地 東近江市小脇町 清水団地 建立 願主 「歯いた地蔵尊」が道路を隔てて立って いる |
金屋常夜燈A
銘 大峯山 所在地 東近江市金屋2丁目 建立 明治十七年(1884) 願主 金寿組 金念寺前 |
金屋常夜燈B
銘 常夜燈 所在地 東近江市金屋2丁目 建立 願主 金念寺前の行者堂前 |
金屋常夜燈C
銘 常夜燈 所在地 東近江市金屋2丁目 建立 願主 金念寺の石柵に組み込まれている |
妙法寺常夜燈A
銘 太神宮 往来安全 村中安全 所在地 東近江市妙法寺町 建立 安政四年(1857) 願主 庄兵ヱ 世話方 源助ほか寄進者多数 |
妙法寺常夜燈B
銘 秋葉山 所在地 東近江市妙法寺町 建立 安政六年(1859) 願主 集落の集会場の前 木製の櫓の横に 立つ |
妙法寺町内の祠
道 標
御 園
銘 瓜生津 日野道 (自然石) 所在地 八日市市御園 産土神 高屋八幡神社 建立 池田峰次郎 R421号とR307号が交叉する 御園の交差点近くの御園の集落 内の高屋八幡神社近くで三叉路 にある もともとはR307号の瓜生津町交 差点近くにあったものを寄進者の 池田さんの先代が現在の場所に 移設されたと たまたま尋ねた方 が池田さんの身内の方であった ので説明して頂いた |
林田立石A
銘 上村興福寺 五智如来道 (自然石) 所在地 八日市市林田立石 御園小学校への 旧道の角 建立 施主 東川村佐藤五兵衛 興福寺は行基の開基と伝えられる僧坊十五 を数えたと言われる上村にある |
林田立石B
銘 右 日の 大森道 (自然石) 所在地 八日市市林田立石 御園小学校への 旧道の角 (林田立石Aの南角) 建立 |
如 来
銘 右 四日市 市原 甲津原 左 桑名 山上 永源寺 所在地 八日市市如来 建立 蒲生郡金屋町 山田庄右衛門 如来の地は八風街道と千草街道 (いずれも鈴鹿山系越えで三重へ) の分岐点で民家のはずれにある 馬頭観音は山越えに使用する馬の 安全を祈願したもの |
永源寺
銘 伊勢八風越道 世継観世音菩薩 本堂二従是弐町 所在地 永源寺町永源寺 (旦度橋を渡った参道) 建立 明治十四年 施主 高野村 西坂治郎平 八風街道は険しい山道であるが 現在は石榑峠(いしぐれとうげ)に トンネル工事が行われており通行 も楽になるだろう 永源寺は康安元年(1361)に建立 された臨済宗永源寺派の本山 秋には紅葉の名所でもある |
近江八幡市 岩倉
銘 右 ミな口道 所在地 近江八幡市岩倉 椿神社を少し岩倉へ 入ったところ 建立 施主 |
近江八幡市 千僧供
銘 右 ひの八日市道 左 れいせん道 所在地 近江八幡市 千僧供集会場前 建立 施主 この道は旧中仙道と思われる ので中仙道に分類するのが正しい のか ただし この地から八日市・日野への 分岐点でもあるようだ |
近江八幡市 武佐
銘 左 八まんみち 所在地 近江八幡市 武佐交差点付近 建立 施主 この当たりは中仙道と八風 街道の分岐点でもある |
東近江市 内野
銘 愛宕山常夜燈と脇に 道標 所在地 安土町内野 八風街道と安土への分岐点 建立 施主 |
東近江市 市原野
奥 ←玉緒 八日市 →東桜谷□ 手前 →山上 永源寺 所在地 東近江市 市原 建立 施主 奥の道標に滋賀県 とあり新しい |