比 良 八 講

                                                 近江舞子:雄松崎
                                                 H21.03.26 PM 12:00〜

               春先には比良の山々から強い西風が吹く この影響でびわ湖は大時化(おおしけ)となり 
               いくたの遭難事故や悲しい悲話が残されている

               この自然現象を「比良八荒 荒れ仕舞い」と呼び これが終わると湖北に本格的な春の
               訪れになる

               この比良八講は 昭和30年に比叡山千日回峰行者であった故箱崎文応大阿闍梨によって
               再興され現在も引き継がれて行われている

               この日も天候は「雪」「雨」「晴れ間」「湖上はシケ」と激しく変化した中で式は粛々と執り行われた

               浜大津にて比叡山延暦寺の僧や山伏ら50名および信者らによってお練行事に続き 観光船
               「ビアンカ」湖上で水難者の霊を慰め 比良山中の「打見山中で取水した法水」をびわ湖に注ぐ
               浄水祈願を行って 近江舞子へ向い 「黒松の植樹」古式に則り「比良八講法要の護摩焚き」が
               行われた 

               最後に参列者に餅撒きが行われて式は終わった




カワウの大群に迎えられ近江舞子港へ向う「ビアンカ」号



法螺貝を吹く行者



子供太鼓に迎えられ会場に向う一行



雄松の植樹



比叡山延暦寺の高僧と酒井大阿闍梨



結界を解く酒井大阿闍梨



法  要



稚児娘が持つ「ボンボリ」は目印である灯明を見失い遭難した
「悲恋の伝説」の娘を慰める願いがある



「旅の行者」が護摩焚きに立ち寄り
行者としての真偽を確認するための問答



真の行者と認められ護摩焚き会場にはいる



四方清めの矢を放つ



酒井大阿闍梨による「びわ湖の水源」である比良山系・近畿の水瓶としての
びわ湖への感謝と 水難者回向と湖上安全の祈願文が読み上げられた



護摩焚き法要



酒井大阿闍梨よりご加護を受ける



モチ撒き