弓儀式   田井 天満宮


                                                              H27.1.1 14:00~
                                                              東近江市蒲生郡田井町 天満宮


              県下の正月行事の幾つかを取材してきたが 田井天満宮で行われるこの行事は 色んな要素を含んでいるようであるが
              地元では「チンコの呪い」と呼ばれ 長老においても その内容については定かでなく 説明のしようがないとのこと

            1、鋤(すき)で用水路と田圃の畔を切るのは「作り始め」といって年初めに鍬などで土を掘り返したり
              水の取り入れ口(苗代田の水口)で行ったりするのと類似

            2、「チンコ」を弓の間から落とすのは 一般的に行われている「粥占い」に類似して 水路に上手く落ちると
              豊作などを占う
ものか

            3、弓は魔よけを意味し 田圃を使用するのは 病害虫など駆除の目的か




 
天満宮


 
「チンコ」と呼ばれるワラを束ねて水引で結んだもの


 
田の畔を鍬で鋤く


 
子供が向かい合って互いに弓を引き その間から「チンコ」を落とす


 
水路に落ちた「チンコ」


 
子供が弓を射る


 
弓を射る


 
麦畑の中に的があり 約50本の矢を花ったら 
再度拾い上げ再びすべての矢を放つ