御上神社ずいき祭り
(H20.10.13)
里芋の茎で作られた「ずいき神輿五基:1基約100キロ」であり この名前で呼ばれるように
なったのは戦後で それ以前は「若宮殿相撲御神事」と呼ばれ 相撲神事を主体としした祭り
である
ずいき神輿の正面には角力猿(すもうざる)が飾られる
祭りの当番を頭人(とうじん)とよばれ 祭り当番は長之家(ちょうのや)、東座(ひがしざ)、西座
(にしざ)がある
記録では天文10年(1541)に中断していた祭りを再興したとされ「国の重要無形民俗文化財」
に指定されている
芝原式
芝原式は祭りの夜午後7時から神社楼門の前の参道で「かがり火」「提灯」の明かりの中
所作が無言で厳粛にとり行われます
神殿に向かってコの字型に「宮司」「公文」「頭人」「定使(じょうずかい)」が着座する
定使(給仕を務める)は
1、来年度の各座の頭人を記した差状を公文に渡し
2、「青竹で編んだ花びら篭」に入った餅(牛の舌餅)を配膳
3、猿田彦として鼻高面を付け 木鉾を持って座を左回りに足を後ろに蹴り上げながら
座を3回まわり 公文の前で木鉾で突くまねをし 鼻くそを放つ仕草をすると 公文はそれを受け取り
一礼する
この後 「神と人とが酒を酌み交わす共食・直会」が行われます
以上の儀式が終わった後 古式角力が行われ小相撲 大相撲4組が行われます
相手の右肩・左肩に交互に手をかけ 取り組みの勝負はつけず「ヤア」「トウ」の掛け声で組み
合います