千 草 盆 (ヤッサ)

                                                            H25.08.03
                                                            甲良町金屋 金山神社

              甲良町金屋地区 夏の風物詩

              七日盆とも呼ばれる 男子出産を祝い行われる神事で 子孫繁栄・五穀豊穣を願い 二体で一対とされ 
              社殿横 鎮守の森の杉の木に掛けられる
              今年は男子一名なので区がもう一基ヤッサを作成して 二体とする

              麦わらを芯に外側を千草で巻き 野菜・花飾りで化粧する
              「ヤッサ」とは「野幸:やさち」「家幸:やさち」が転じたものと言われる

              この祭りのため 村の住民と当屋の親戚筋の多くの参加者を得て 祭りが永続的に継承されており
              大変嬉しく思った


   7月13日ヤッサの芯作り   















   8月1日 千草刈り  
     千草の生育している場所も年々少なくなり約16キロほど離れた場所へ早朝4時過ぎに刈り取りに行く  


 


 



   8月3日 祭り本日
          この日 朝8時から組み立て開始 午後6時ころに完成し拝殿の縁に立てられる   


 
千草を選別し水に浸したもの
  


 
ワラで出来た芯の周りを千草で巻くための束を作る


 
千草で巻く


 
藤ツルの根で巻く
  


 
ツルの根っ子でないと粘りがなく切れるそうである


 
千草とカヤを差し込み舟形を支える土台作り


 
スゲで編んだ縄


 
船の船頭さん 野菜で出来ている


 
ヤッサの顔となる「デコ」を当屋(子供の父親)が作る
   


 
作業の分担 右:船の舵 左:スゲ縄  奥:船作り
    


 
大まかな形が出来て花飾りの準備
   


 
花の配色を考慮しての花飾り
    


 
船の上を飾る「トラノオ」収穫 種から栽培
   

 
拝殿での飾りつけ
   

 
船の先端に船頭さんを取り付ける
   

 
当屋が「デコ」を取り付ける
(今年のお題は 鯉の滝のぼり) 
 


 
当屋宅のヤッサ
  

 
自治会のヤッサ
  



   8月4日 祭りの後仕舞
        昨夜の盆踊りのヤグラなど仕舞 飾ってあったヤッサを鎮守の森の二本の杉の木の間に1年間吊るす