山女原(あけびはら)太鼓踊り


                                                                 土山町山女原


           山女原は土山町黒川から笹路川(そそろかわ)を上流に上がり 三重県亀山市池山へ抜ける「安楽越え」に沿った30戸ほどの
           小さな集落である

           山女原の太鼓踊りの開催は4月に行われている行事(ここ数年は人口の減少で踊り手がなく開催されていない)であるが 今回 
           県指定無形民俗文化財として指定されていることもあり 記録を残す事業の一環として10月に開催された

           踊りの参加者は 42歳までの男子が「山女原倶楽部」に加入し 踊りの構成員となるが 今回は記録と言うこともあって80歳以上
           の高齢者も参加されて踊り手の人数を確保された

           祭り本日には 法螺貝を吹いて出発を知らせ 集落の上と下からの二組が上林神社鳥居前で「出会い」を行い 神職を先頭に区長・
           総代・警護・歌だし・面(棒振り)・太鼓・貝吹きの順に上林神社馬場へ向かう

           上林神社で踊りを奉納した後地福寺へ向かい 本堂前広場で再び踊りを披露する

           伝承されている踊りは19曲といわれており 今回は「式入り」「津島踊り」とう数曲が奉納され 踊り手が全員歌うのが特徴




神社鳥居前(舗装された道路を車の方に進むと土山町 後ろは鈴鹿市へ)



法螺貝を吹いて出発を知らせる(静かな集落に法螺貝の音が遠くまで響き渡る)



上の組の行列



下の組の行列



鳥居前での「出会い」






面(棒振り)



面(棒振り)



太鼓打ち



貝吹きの衣装 (貝吹きは山伏の姿をしていたともいわれる)






山笠の飾り



地福寺へ向かう



側踊り



はるか向こうに鈴鹿山脈の山並み