平野神社 七夕鞠(たなばたけまり)

                                                 H23.08.09 15:00〜
                                                 大津市松本1丁目


         平野神社の創建は天智天皇が大津に京を遷都した際、藤原鎌足に命じて仁徳天皇の分霊を勧請したのが
         始まりと伝えられています

         本殿前の境内で奉納される蹴鞠 は 烏帽子・水干・鞠袴・鞠沓を着用した競技者が輪になって 「アリ、ヤウ、オウ」
         という三声の独特のかけ声をかけながらおこなう 

         蹴鞠は 約1400年前に中国から仏教などと共に伝わったとされ 鹿皮製の鞠を蹴りあう 平安の昔の優雅な技芸を
         今に伝える 古式ゆかしい行事である





平野神社本殿



蹴鞠専用の沓を履く



足には「革しとうず」という靴下をはき、沓が脱げないように革紐でくくる



本殿での神事に向かう演者



本殿よりカエデの枝に挟んだ鞠を持つ神主



神主より鞠を受け取る



鞠を鞠庭に運ぶ
鞠庭は四隅を柳・桜・松・楓の四種の木で囲う



鞠を鞠庭の中央に置く
鞠は鹿皮製で中空 蹴り上げると紙風船みたいに弾力が生じる



蹴鞠 演者の控え席



蹴鞠開始の作法



八人で蹴鞠を行う



腰や膝を曲げないで右足のみで行う



蹴鞠の演者の様子を見守る



正式な鞠装束



正式な鞠装束 (年中同じ装束)
袴は「くずはかま」で堤防や草むらに生える「くず」の繊維を加工
して作られたもの この袴を作る人は現在は静岡に一人のみだそうだ
くずは麻よりも磨耗に強いそうである