ケンケト祭り

                                             (H19.5.3)

                                             竜王町山之上(杉之木神社)
   

          竜王町山之上では「ケンケト祭り」と呼ぶが 一般には「長刀踊り」として奉納されている
          長刀踊りと田楽踊りが合わせて行われている
          県下では「小津神社:守山」「下新川神社:守山」「滝樹神社:土山」「蒲生町弥生会」
          「高木神社:蒲生」「けんけと祭保存会:蒲生」「杉之木神社:竜王」の7団体が民俗文化財に指定
          されている
          この祭りは 昔 織田信長が水口で戦いに臨み 従軍した当時の村人が胴丸下 長刀を手にした
          様子を長刀振りとして伝承して 氏神祭りに奉納したのが始まりと言われている 

          杉之木神社での奉納は「宮川」と「東出」の二村の合同で行われる
          宮川は踊り中心で 東出が長刀踊り 田楽踊り イナプロと呼ばれる「ドジョウ」をくわえたサギを
          飾った高さ5mもある御幣の一種を引き倒して5色の神の纏を引きちぎるら祭りのクライマックスが
          見られる


 宮川の踊り


 


 



 東出の長刀踊り






 東出の一行が長刀を先頭に杉之木神社に到着






 神殿前で長刀踊りを奉納



 


 


 



 山王神社に踊り奉納





      イナプロ(稲風呂)を「カワチャ」と呼ばれる警護人の隙を狙って引き倒し 飾っている色紙を
      すばやくとる これは「虫除け」になると言う伝説があり 衣装ケースや箪笥に入れておくと
      良いそうです
      イナプロが倒されると そばにいた鉦打ちが合図の囃を打ち鳴らす すると踊りは一時中断
      されて警護と修復にかかる
      こうしたことを4回ほど繰り返して 祭りは最高潮に達する





 渡り
     杉之木神社での奉納を終わって 隊列を組んで次の奉納先である宮川へ向かう
     (この祭りで野神神社  津島神社 日吉神社 山王神社 杉之木神社 お旅所 八坂神社
      の8ヶ所を巡る)





 宮川へ向かう東出の一行