オコナイ 走井地区
栗東市荒張 走井地区
H23.01.23
走井地区は金勝寺への裏参道に位置し 阿弥陀信仰盛んであったころに祀られた「木造地蔵菩薩立像のある「峯の堂」で行われる
当日 祭りの当番が 峯の堂入り口に勧請縄を架け 中心に「キツネのタスキ」と呼ばれるヒゲカズラを輪にして吊り下げる
また 白山神社の祠に 輪〆に挿したウルシで出来た矢を打ち付ける
午前11時と11時半に当番が太鼓を三度打ち鳴らし 村人に祭りの開始を知らせる
当番は昼食のおかず(味噌汁・コンニャクの和え物・タクアンなど精進ものなど沢山・・・)を用意し 参加者は各自ご飯を持参する
当番は挨拶とお神酒を振舞い 給仕を行う
食事が終わると 長老の当番への労いの言葉があり その後 控えの間で当番の食事が始まる
1時半頃になり オコナイが行われる
オコナイは太鼓の合図で全員が「ウォー」という掛け声で鰐口・太鼓を打ち鳴らし 参加者は床に敷いた板にウルシの枝を乱打する
この動作は三度行われるが その都度お神酒を頂き 早稲 中生 晩生の作柄を 声の大きさ・どれだけ長く激しく行われたかによって占う
その後 実の付いたウルシの枝を持ち帰り 苗代の水口に立てる
勧請縄と「キツネのタスキの輪」 |
白山神社 |
オコナイの開始を告げる太鼓 |
当番が準備したオカズ |
当番の挨拶 |
昼食風景 |
オコナイの前にお神酒を頂く |
鰐口を叩き ウルシの枝を板に乱打する |
外では太鼓を打ち鳴らす |
鰐 口 嘉永三年(1853)作 |
ウルシの枝 (山間の集落であるがウルシの木も少なくなったそうである) |
ウルシの実の付いた枝 |