ヤシャリさん

                                                竜王町 林
                                                H23.01.05




    竜王町林に伝わる行事で 由来はよく判らない
    常信寺の住職さんの話によれば 集落の東を流れる日野川が氾濫した時 木造(50センチ位)の仏像が流れ着き 
    村の人が「大日堂」に安置したのが始まりとのことで100年以上続いているそうである

    当日は 村の子供たちが午後1時前に常信寺に集まり 子供の代表が背中に仏像を背負い 他の子供たちは各自
    お盆を持って集落の家一軒一軒を回り 家の人は仏像の頭を撫で・拝みお米をお盆に供出する

    約90軒を回るので3時間ほどかかるが 常信寺に戻った子供たちは住職の話を聞き お母さんたちが用意した食事を
    いただきゲームをしたりして楽しむ

    なぜ ヤシャりさんと呼ぶかよく判らない





ヤシャりさん



ヤシャりさんを背負った子供と行事に参加した子供たち



子供と住職・年行事役(その年のお寺の世話役)が各家庭を回る



ヤシャりさんの頭を撫でるおばあさん



ヤシャりさんを拝む



御供米を頂く


  集落内で発見した3代続く「竹」素材加工場

     今や中国製品に押されて 国内の生産業者も少なくなっているが 高級な用途に使用される竹素材の需要があり
     現在のご主人は約60年以上もこの仕事に携わっておられるとのこと
     問屋さんを通じて国内で使用される竹素材を今も供給されている
     貴重なお話と作業場を拝見させていただいた



高さ4.5メートルに揃えられた竹がサイズ別に置かれている
手前の台は曲がった竹を真直ぐにする道具 (全て手作業)