西之庄 松明祭り

                                                   H22.05.03
                                                   近江八幡市 西之庄
                                                   ネイシ神社
 

         西之庄は古くは「西庄」と呼ばれ 佐々木家の領地であった
         神社の創建年代は不詳であるが 言い伝えでは延喜時代(901−923)とも言われ 弘長元年(1261)泰綱公参拝の
         記録あり

         松明祭りは「ネイシ神社」境内で行われる 

         六基の松明は二列に立てられ (内二基は大松明と呼ばれ 雄と雌があって綺麗に化粧される)に順次奉火される
         奉火は「自警団」と「消防」の完全な管理下で行われ 若者たちが村の集会場から神社鳥居前まで「鉦」「太鼓」を打ち
         鳴らして来て待機する

         奉火の都度 若者代表が 拝殿で控えている氏子総代に奉火の報告をし 許可を得てから奉火する
         その間 若者たちは鳥居前で「鉦」「太鼓」を打ち鳴らして待機する 

         一列目の奉火が終わると 榊を持った神主は一度若者の下に行き 拝殿の氏子総代らの扇子で呼び寄せで再び奉火の
         作業を順次 形どおりに実施する

         ほかの地区の豪快な松明行事を見慣れた者のとっては 大変貴重な祭事である




雄の大松明結い



雌の大松明結い
(12列の結び目を作る最低でも12人が力を合わせないとできない)



大松明に二本巻きつける「蛇」を運ぶ



「蛇」を大松明に結びつける



出来上がった松明
(手前左雄 右雌の松明)



万全を期して周囲の樹木に放水して防火対策を採る



村の集会場から練ってきた「鉦」「太鼓」の若者の一行
全部の松明が奉火されるまで鉦・太鼓を打ち鳴らして鳥居の前で待機



ひとつの松明の奉火が終わると拝殿に控えている氏子総代は
次の奉火を促す扇子で若者代表を招く



呼ばれた若者代表は拝殿に一礼した後
氏子総代らに次の奉火の報告をする



松明に点火する為の種火を採る



松明への点火



大松明の奉火



全ての松明への奉火が終わり若者たちは境内に入る