栗東 観音寺のオコナイ

                                                         H22.03.06-7 AM:10:00〜
                                                         栗東市観音寺


          観音寺のオコナイは旧暦2月1日から6日にかけて行われるが 最近は開催する曜日が不規則のようである
          オコナイは「トウヤ」を中心に「勧請縄作り」「白山神社での神事と直会」「勧請吊り」に分かれる
          今年は3月6日に「勧請縄作り」が行われ 7日に「白山神社での神事と直会」 4日後の11日に「勧請吊り」と
          なる

          白山信仰は 主に越前・美濃・加賀にまたがる霊峰白山への崇敬を源とする信仰で 自然発生的に崇敬の
          対象となったとされ 十一面観音を中心に修験道や仏教と結びつき 各地に信仰が広がったとされる
          近江には 白山神社が日吉大社の摂社となったことと 天台宗(比叡山)の布教で更に全国に広がりを得て 
          ここ栗東金勝の観音寺にも布教がされ 現在も村人により守られている(現在は大野神社の傘下にある)


 3月6日の「勧請縄作り」 AM 10:00〜



昔ながらのワラ打ち道具



ワラを叩き編みやすくする



先ず頭を作る



左捻りにワラを編んでいく



ほぼ出来上がった勧請縄(約7メートル)



白山神社に奉納された勧請縄
(11日まで飾る その後村の入り口に11日の早朝吊す)


 3月7日の「白山神社での神事と直会」 AM:10:00〜



クルビ
(潰した煮大豆とゴボウの砂糖あえ)を椀に盛る



用意された直会の膳
(生ダイコン・タクアン・クルビ・白飯・豆腐のすまし汁と甘酒)


神社に供える5合トックリ



神饌を供える



神職によるお祓い



参拝者全員一人一人 玉ぐし奉納する



神事の後集会所で直会


 3月11日の勧請吊り AM5:00〜



小雪が舞う午前5時に白山神社に飾っていた
勧請縄を運び込む



昨年の勧請縄を外す



ロープを架けて新しい勧請縄を吊る準備



勧請縄吊り作業



夜が明けた6時半頃に新しい勧請縄が吊られる



古い勧請縄を燃やす



新しい勧請縄を最初に通った人に形だけの甘酒が振舞われる



作業に携わった関係者