比叡山延暦寺鬼追式
H21.12.31
延暦寺:根本中堂
伝教大師が五穀豊穣を祈願し 一般の人々の除災招福を念じる衆生会と言われ 1200年余の法火と歴史
を引き継いでいる年末の行事である
午後10時40分頃に大僧正など主だった僧侶が根本中堂に入り お祈りをした後 11時7分ころから根本中
堂の前庭にて「鬼追式」がはじまる
一度たりとも絶えたことのない法火が松明に点火され 人間の強欲・不平不満・愚かさなどを現す鬼を修行僧
の法力によって平伏させ 善へ導くことを表現したものである
式が終わると参拝者は大僧正が待つ前を通り 除災招福の牛王の印を額に大僧正自らの手によって押しても
らう
そして 除夜の鐘が鐘付きを申し込んだ人々によって鳴らされる
式が終わった後 山頂の駐車場で車中泊してみたが 気温はマイナス7度まで下がっていた
雪の中 大僧正らが根本中堂に入る |
根本中堂の法火が松明に奉火される |
修行僧によって四方を清める |
暴れる鬼 |
鬼の持つ本性を現し縦横に暴れまわる |
僧が法力により鬼を改心させようとする |
最後は法力により鬼たちは後方に飛ばされる |
大僧正自ら牛王印を参拝者の額に押す |
除夜の鐘の鐘付き堂 |