しとぎ祭り
H21.11.02
小野神社:志賀町
志賀町の小野神社は小野篁・妹子・道風らを輩出した小野一族の祖天足彦国押人命(あまたらしひこくに
おしひとのみこと)と米餅搗大使主命(たがねつきのおおみのぬしのみこと)を祭る
また米餅搗大使主命は日本で餅を初めてついたと言われ 全国の菓子業界から信仰される神社でもある
小野道風は菓子業の功績者に「匠」「司」の称号を授与する事を勅許されていたそうである(現在は絶えている)
しとぎ祭りの語源は粢(しとぎ:神事や年中行事で用いる神饌の餅)が訛って「しとぎ」となった
十二人衆と呼ばれる古老が水に浸した玄米のもち米を杵でついて「粢餅(しとぎもち)」にし これを藁で包み
「苞(つと)」にする
神事のあと 小野神社前の道路三ヶ所で青竹二本に注連縄を張り苞を吊るし 神主のお払いのあと太陽に
向かって礼拝して「五穀豊穣 天下泰平」を祈願する
その後 参列者に苞が配られる (粢餅は昔 保存食として重宝され 藁とともに焼くと餅として食べられた)
古老と社守による神事 本殿前には左右二基の鏡餅が並ぶ |
神 饌 |
神事の後 苞を下げる |
神主と共に苞を携えて神社前へ向かう |
神社前の道路で二本の青竹張り苞を吊るしてお払い |
古老たちによる拝礼 |
参列者に苞を配る |
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