ズイキ祭り (ズイキ御輿制作)

                                             H21.10.12
                                             野洲:御上神社
                                             県選択無形民俗文化財

         御上神社の秋祭りで 正式名称は「若宮殿相撲神事」で 秋の収穫に対する感謝と子孫繁栄を祈願するもの
         五つの宮座から各一基のズイキ御輿が奉納される (天文10年:1541に祭りが再興)
         昔は 頭人がズイキの制作にあたってきたが負担も大きく 現在は各町内で 「ズイキ祭り保存会」が設立されて
         保存会員による共同制作の形になっている
         ズイキ御輿は 祭りの二日前から作業に入るが 御上神社では 7日に献江鮭祭(ケンコウサケサイ)に際して
         楼門の前にズイキ二本が奉納されて この日からズイキ祭りが始まるそうである
         御輿は 「ズイキ(里芋の茎)」「鶏頭の花」「栗」「稗」「柿」「ゴマ」「造花」「榊」などで二日を掛けて造られる
         夜には「芝原神事」が行われ 境内で相撲が奉納される

    
ズイキ御輿の制作過程の記録である
         野洲市 大中小路(オナコウジ)町




町内5ヶ所にあるズイキ畑
(親芋を一冬寝かせ4月に植える 茎から白い花が咲く)



ズイキの刈り取り



刈り取ったズイキの茎を洗う



三上山をバックにズイキ洗いの風景



ズイキの選別作業



作業がし易いように「しごく」



下書きに合わせてズイキを竹串に差し込む



ズイキ御輿の型



御輿の型にズイキの束を留める



側面をはめ込んだところ



四隅の取り付け



屋根の部分の取り付け
(台座部分には柿で根締め)



屋根の棟の取り付け



鶏頭の花と榊・神紋(違釘抜)の取り付けられた御輿



飾りつけの終わったズイキ御輿



文化財に指定された角力をとる猿のレプリカの飾り



飾る柿の加工



ズイキに鶏頭の花ビラで鳥居の作成



出来上がった鳥居



紋と桶に作成



出来上がった桶



祭り当日 最後の仕上げ



御輿の運び出し



三上山をバックに御上神社へ向かう御輿



御上神社の太鼓橋から担いで楼門前まで運ぶ



神社拝殿にて御輿と代表者