斎 王 群 行(さいおうぐんこう)
甲賀市 あいの土山 (H20・3・30 AM11:00〜)
斎王群行とは約1200年前の第40代天武天皇の代に制定され 第96代後醍醐天皇まで
続いた
歴代天皇が御即位されるたびごとに 未婚の皇女または女王の中から占いによって選ばれ
た斎王を天皇の御名代 天照大神の御杖代(みつえしろ)として 伊勢の斎宮御所へ遣わせ
天照大神をはじめ 115座の多くの神々をお祭りさせる制度であった
斎王群行は 平安京から伊勢斎宮までを 数百人のお供の人たちが付添う大集団での旅で
5泊6日の行程で群をなして行列が往くので「群行」と言ったのか?
斎王の宿泊された所は近江では「勢多」「甲賀」「垂水(土山)」で伊勢は「鈴鹿」「壱志」
の五ヵ所である
斎王の宿泊された所を頓宮といい 「垂水頓宮」にお泊りになった斎王は886年から1264年
まで31人にのぼるそうである
斎王群行のたびに頓宮は建造・解体され 唯一 土山の 「垂水頓宮」のみが国の史蹟に
指定され 現在も斎王群行の儀式(11回目)が行われている
(斎王群行実行委員会資料より)
今年は雨天のため式は小学校の体育館で行われた